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河を渡って木立の中へ


(扇谷正造 現代ビジネス金言集より)



アメリカの南北戦争の時の南軍の総司令官、ロバート・エドワード・リー将軍(Robert Edward Lee 1807年~1870年)の

ことばだと聞いている。

ことばの意味はこうである。両軍相会して会戦となる。将軍は指揮刀をふるって号令をかける。

「全軍、突撃!」

兵隊たちが怒濤のように、敵軍に突っ込む。それを眺め、馬を走らせながら、将軍は、そっと、自分自身に、小声で

つぶやく。


・・・・・「 カワヲワタッテコダチノナカヘ 」

(Across the River and into the Trees)


河は、目前の戦争である。この戦闘で、また何十何百人の将兵の命が失われるかも知れない。いや、ひょっとして指

揮をとっている自分だって、あるいはきょうの日が最後とならないとは限らない。人間の運命は、はかりがたい。

しかし、今は、とにかく、全力をつくして目前の困難を突破せねばならぬ。その後には、河岸に、木立の陰のいこいが

自分を待っている・・・・・・・・